マイソール2

とても綺麗なマイソール宮殿のライトアップ

19時からのライトアップにはまだ早いけど早めに宮殿に着いて入口付近で待っていると男女の旅行者と1人旅をしている男性の3人の日本人旅行者と会いました。

しばらく話をするとみんな宮殿のライトアップを見る目的で来たとのこと。

宮殿の敷地内に入れる時間になるとぞくぞくと人が入ってきました。

そして時間が近づくにつれてかなりの人が集まってきたので、ライトアップが見られる場所の最前列まで行って待ちました。

そして午後7時を過ぎて演奏とともに宮殿がライトアップしました。

最新技術を駆使して…ではないけれど、とても綺麗で感動しました。

ライトアップと演奏と月の灯りが異国情緒たっぷりな雰囲気で1番はそれを南インドで見れていることにでした。

ほんとだったら既に暗くなっているので、ライトアップを見たらすぐに宿に帰るつもりが、なんだかすぐ帰るのがもったいなくなってしまってしばらく宮殿や宮殿の周りの他のライトアップも眺めていました。

帰りの夜道で迷ってしまい宿までスムーズに帰れず…。

そろそろ帰らないとまずい時間になり私はスマホで地図を見ながら速足で宿まで向かったけれど、ここからがかなり焦りました。

…というのも、把握しておいた宿の場所が夜になったらわからなくなって街灯も少なく住宅街のような道に入ってしまい、このまま宿が見つからずこんな夜道に日本人が1人でうろうろしてたらかなりまずいなと思いました。

おまけにこんな時に限ってスマホの充電もあとわずかでそれも焦りに輪をかけました。

いつもの旅なら1人旅で夜になったら外に出歩かないことは基本でした。

「どうしよう、まずいな…。」とますます速足になり、とにかく地図のナビゲート通りにもう1度行ってみると、十字路に出た先に宿の看板が目に飛び込んできました。

それを見た途端「あ~良かった~。」とほんとに一安心。

宿に着いたらなんだかどっと疲れが出ました。

街の散策とインド映画を見る:5日目

マイソール滞在最終日の3日目は夕方にはマイソール駅に行くのでそれまでは街をぶらぶら散策して何か映画を見る予定でした。

私は旅先で1ヶ所おいしい所を見つけるとそのお店ばかり行く傾向があり、マイソールでも何回か行った食堂がありました。

この食堂ではドーサやプリなどを食べたけれどどれもおいしくて。おいしいお店の特徴はお客さんの回転が早く混んでるのが目安かなと思います。

この食堂からのこの位置で外を眺めながら食事をしました。

これはお店のメニュー。とても安くておいしい。

そしてこの食堂の近くに映画館があり、どんな内容なのかわからなかったけど何かインド映画を見たかったので見ることにしました。

もちろん言葉は全然わからないので映像だけで内容を掴むしかないけれど、ここの部分はどういう内容だったんだろう?と見終わった後ちょっともやもやしたものが残りました。

ただアクションがとても迫力があったのと、私が南インドに行きたくなったきっかけの「バーフバリ」に出ていた女優のタマンナーさんが少しだけ出演していました。

映像だけでもある程度わかりやすい内容の映画だとまた違うかもしれません。

日本に帰ってからこの映画や主演俳優のことを少し調べてみたら「KGF Chapter 1」というカンナダ語の映画でヤシュさんという俳優が主演の現地ではかなりヒットしている映画みたいでした。

夜から寝台列車でホスペットまで移動

夜の7時にマイソール駅からホスペット駅まで夜行の寝台列車で向かうので、夕方5時頃宿を出てリキシャで駅まで向かいました。

リキシャは特にトラブルもなくスムーズにマイソール駅に到着。

今回乗る列車は夜の7時にマイソール駅を出て明日の朝7時10分にホスペット駅に到着予定の約12時間の列車移動になります。

まだ列車の出発まで時間があるので駅内のレストランで食事を済ませました。

ここでも南インドでは有名なドーサを食べたけれど、「うあ~辛い!」と思うことが多かったです。

これはマイソール駅の看板

インドに行くと1回は必ず乗りたくなる寝台列車。
この列車に乗るとインドにいることを実感します。

今夜はこの列車でホスペット駅まで向かいます。

列車の中で一緒になった家族連れ

ほぼ時間通りに列車は出発。

マイソール駅に既に今日乗る列車が停まっていて早めに乗って出発を待っていたので、私の向かいの席には小さい子供を連れた30代前後の若い夫婦が座っていました。

席が窓側で列車が出発してから外を見ると空に靄がかかったような月でなんだかとても幻想的に見えました。

列車の汽笛の音と窓から入る気持ちいい風と幻想的な月とインドにいることを実感できる3台寝台列車に乘っていることで、マイソール宮殿のライトアップの時みたいになんだか感動しました。

日本にいる時には感じないのに異国にいることで感傷的になるのかもしれません。

そして向かいにいる若夫婦とは小さな子供が列車内の電気のスイッチをつけたり消したりしてるのを旦那さんが止めたりしているうちに、自然にやりとりが始まりました。

列車が出発してしばらく幻想的な月を眺めていてふと下を見てみると、なんとベンガルールの宿でも見たゴキブリが!!

奥さんのサンダルに素足の足元のすぐ近くにいたので「ゴキブリ!ゴキブリ!」と教えてもまったく動じることなく、私がしつこく言っていると最後にはゴキブリを踏みつぶしていました。

私はそれを見てたくましさを感じました。

そして周りの乗客もまったく動じてませんでした。

日本では嫌われているゴキブリもインドでは人と共存していて近くにいてもなんとも思わないのかも。

そういうことの1つを見ても日本とインドとの感覚の違いを感じました。

スマホの翻訳を通していろいろやり取りをしていると、旦那さんがインドにある日本企業で働いていることがわかり、それもあってか日本人の私に対してとても親日的な感じがしました。

ほんとにスマホの翻訳があることでその夫婦や周りのインドの人達とのコミュニケーションが出来て、長時間の列車移動もとても楽しく過ごすことが出来ました。

今海外に行くのに「ポケトーク」という音声翻訳機があって、スマホの翻訳以上に会話をしながら翻訳してくれるので、今回グローバルWiFiをレンタルするのにこの「ポケトーク」もとても興味がありました。

ただ1日のレンタル料がちょっと高かったので今回はレンタルするのを諦めたけれど、次にインドに行く時は絶対に持って行きたいと思うくらいスマホの翻訳は大活躍でした。

そしてそろそろ寝る時間になって上のベッドにいこうとしたらなんと私のベッドの位置は上ではないことがわかりました。

切符を購入する時に受付の人にあれだけ上の位置でとお願いしたのに…。

周りの人に切符を見てもらったらなぜか今座ってる所みたいで。

ゴキブリとの距離も近いし、何より安全面で避けたい場所でした。

そして私がベッドの位置を聞いて困っていると、もともと1番上の位置のベッドを予約していた年配のおじさんが「変わってあげるよ。」と言ってくれたので「ラッキー!!」とばかりにお言葉に甘えて寝る場所を変えてもらいました。

ほんとに親切な方がいて助かりました。

そして朝方ホスペットの駅に着く予定の約1時間前にスマホの目覚ましもセットしておいたのに寝過ごしてしまったところを、先に降りるご夫婦に起こしてもらったのも助かりました。

お礼を言って別れてしばらくしてから無事ホスペット駅に到着しました。

マイソール駅~ホスペット駅:455ルピー(日本円:約710円)