目次
今までのインドや他の国での旅で女性の1人旅をするうえで気をつけてきたことを書きました。
- 基本的に列車やバスなどの公共機関を使う
- 暗くなってから一人でリクシャに乗らない
- 移動の時は現地に明るい時間に着く
- 暗くなる前に宿に戻る
- 夜は絶対に出歩かない
- 貴重品を肌身離さず持つ
- 知らない人に絶対についていかない
- 人の少ない所にはなるべく行かない
- どんな人に飲食をすすめられても絶対に口にしない
- 宿の部屋のドアの前に椅子やテーブルを置く
- 道で声をかけてくる人や不自然に優しい人は基本的に信用しない
- 寝台列車では荷物に必ずチェーンの鍵をする
- 常に防犯ブザーを持っていること
①基本的に列車やバスなどの公共機関を使う
私はタクシーはほぼ密室になってしまうので利用を避けています。今回オートリキシャでも最初は抵抗があったので、地元の人が大勢利用する列車やバスの方がまだ安全だと思います。
②暗くなってから一人でリクシャに乗らない
夜は基本的に出歩かないのでこれは移動の時ですが、もし夜行列車の時間が夜の10時に出発だとしても私は駅に夕方の6時くらいまでの明るい時間に着いて駅で待つようにしています。
外が明るい時の移動ならばまだ何かあった時に対処の方法があるかもしれないけど、暗くなってからのリキシャでの移動はそれだけでリスクが高くなります。
③移動の時は現地に明るい時間に着く
これは旅の基本でもあると思います。
私が初めてのインドでインドから陸路でパキスタンに行った時に、この移動の時に現地に明るい時間に着かなければいけないことを甘くみていてとても怖い思いをしたことがありました。
パキスタンである目的地に夕方頃に着く予定で長距離バスに乗ったけれど、一向に目的地に着かずにだんだん空が暗くなってきました。
そして既に外は真っ暗になってしまい強制的にバスから降ろされた場所は目的地とは違い、大きな道路沿いで周りに宿らしき建物が何もない場所でした。
ほんとにどうしたらいいかわからず、でもこの場所にずっといられないので、他に降りてきた乗客とタクシーに乗り近くのバスターミナルまで行くことになりました。
運転手と3人の乗客を含めた4人のパキスタン人男性と私の5人でそのバスターミナルに向かったけれど、真っ暗な道のなかでこれって何が起きてもおかしくない状況だな…と、不安感と恐怖感に襲われてとにかく無事に着くことを祈ってました。
ほんとに生きた心地がしないくらいの状況で…。
結果的に無事に着いて良かったけれど、この一件でもうこりごりだったのでその後は、必ず移動の時は絶対に現地に明るい時間に着くように気をつけるようになりました。
④暗くなる前に宿に戻る・⑤夜は絶対に出歩かない
女性の1人旅なので明るいうちに行動してリスクの高くなる夜は出歩かない方が無難だと思います。
…と言っても私は今回の旅でマイソールではライトアップを見てるし、ホスペットでもバススタンドと宿が歩いてすぐの人も多くいる賑やかな場所だったので、暗くなっても宿に帰らず夜も行動していました。
だけどいつもはよほど安全な状況が確認出来なかったり、夜に出かける必要がない限りは朝早めに起きてその日1日行動して、暗くなる前に宿に帰り夜はテレビを見たりして体を休めるようにしています。
⑥貴重品を肌身離さず持つ
現金・パスポート・航空券・楽天カード・スマホ・WiFiルーターは持ち運ぶリュックに入れて必ず前にして常に持っていました。
日本だとレストランなどでちょっと手を洗う時にすぐだからとバックを椅子に置きがちだけど、そのほんのちょっとした隙が危ないのでちょっと手を洗う時でも常にリュックを持っていました。
⑦知らない人に絶対についていかない
日本だと知らない人についていくことがほぼないのに、旅先だと1人旅で気持ちが心細くなっていたり逆に解放感があって行動が大胆になり、普段だったらとらないような行動をとってしまう可能性はあると思います。
でも私はリスクがかなり高いと思うのでついていくことはありません。
⑧人の少ない所にはなるべく行かない
これも極力リスクを避ける為だけど、どうしても人があまりいない場面に出くわしてしまうことはありました。
ハンピで夕日を見る為にマッタンガーヒルの丘に登る時は誰もいない時もあったので。
過去に行ったワラーナシーでも路地に誰もいない時があって路地だと特にちょっと怖い面もあるけれど、自ら進んで人があまりいない場所には行かない方がいいと思います。
⑨どんな人に飲食をすすめられても絶対に口にしない
これは睡眠薬強盗の可能性があるので徹底していました。
今回マイソール~ホスペットの列車移動の時に感じのいい若い夫婦から食べ物をすすめられました。口にしてもほぼ99%明らかに大丈夫な感じだったけれど、物事に絶対はないということとやはり何かあった時は自分で自分の身を守らなければいけないので、親切に対してほんとに申し訳なかったけれど「今お腹の調子が悪くて…。」と言ってやんわりと断りました。
この時は断るこの時は食べるだと判断の基準があいまいになるので、とにかく人からすすめられた食べ物は一切食べないと決めておくとわかりやすいです。
⑩宿の部屋のドアの前に椅子やテーブルを置く
宿の部屋の上下に内鍵があるとほぼ大丈夫だと思うけれど、それとは別に部屋の出入りの時の鍵の鍵穴が大きすぎて、外から除くと中の様子が見えてしまう部屋があったのでドアの前に椅子を置いてました。
滅多にないと思うけど、万が一宿のスタッフが合鍵で部屋に入ってくることがあってもドアの前に椅子やテーブルがあれば物音で気づくことが出来ます。
⑪道で声をかけてくる人や不自然に優しい人は基本的に信用しない
必要があればこちらから声をかけるので、向こうから声をかけてくるのは純粋に日本人に興味があるのか、何かしらの考えがあってのことなのかと思うとあまり深入りしない方が無難です。
⑫寝台列車では荷物に必ずチェーンの鍵をする
列車の中で一晩過ごす時はバックパックを枕がわりにして必ずチェーンの鍵をしていました。
北インドではトイレの時はチェーンの鍵をしていても不安で、トイレをぎりぎりまで我慢して行くときはバックパックもしょってトイレに行っていました。
今回のバーダーミ~シカンダラーバードの移動ではお腹の調子が悪くなってしまい、バックパックに鍵をする余裕もなくトイレに駆け込んだけれど運よく盗まれずに済みました。それもあとから鍵をしてないことに気づきました。
⑬常に防犯ブザーを持っていること
今までの旅で防犯ブザーを使うことは1度もないけれど、やはり持っているだけで安心です。旅のお守りみたいなものかもしれません。
旅の中で危機管理能力が備わる感じで、最終的には自分の勘みたいなものが1番大事なのかなと思いました。